デジタル移動通信システムの概要
デジタル移動通信システムとは
市町村と防災関係機関、生活関連機関との間で情報収集、連絡を目的として昭和63年より許可されていました地域防災無線システム(800MHz帯アナログ方式)が、平成13年より260MHz帯へ移行しデジタル化されました。
災害発生直後の情報空白期に、市町村の災害対策本部において防災関係機関(消防・警察)、生活関連機関(電力・ガス・水道)、避難所、学校、病院などと綿密な連絡体制を確立し、災害応急対策活動を的確に行えます。
またデジタル化により、複信通信、高速データ通信による画像収集、防災情報システムや土砂災害情報システムと連動が可能となり、安全・安心なまちづくりに貢献するとともに、行政機能を災害緊急対応活動に結びつけます。
- デジタル移動情報システムのイメージ図
デジタル移動通信システムの特長
- 1.電話感覚の使いやすさ
- 複信通話機能に容易に通信が行え、プレストークボタンを押す操作が不要です(個別通信時)。また、庁舎内のPBXを通じて内線電話との通信ができます。
- 2.同時に複数の通信が可能
- TDMA方式の採用により、周波数を有効に活用します。(1キャリアを4多重化)
- 3.豊富な通信形態
- 統制通信、一斉通信、通常通信、緊急連絡、応援通信(近隣市町村との相互通信)などを実施できます。
- 4.高速データ通信対応
- FAX、画像・文字伝送などで高速データ通信を行い、各種情報の収集や配信を迅速に行うことができます。
- 5.他システムとの連携が可能
- 防災情報システムや土砂災害情報システムなど、他システムとの連携により、地域性に合致した災害緊急体制が構築できます。
パナソニックデジタル移動通信システムの特長
確かな技術と信頼性で、多数の地域でご採用いただき、納入実績は日本一です。(2013年3月現在)
簡単な操作で確実の動作。豊富な機能を用意に使いこなせます。
パナソニック独自の徹底した品質管理体制により、万一の障害発生時にも迅速に対応します。